精神訪問看護で役立つ男性訪問看護師の取り組み

近年、高齢化社会が進み、精神疾患を抱える高齢者が増加しています。こういった病気にかかる人々を支援するために、精神訪問看護が注目されています。しかし、精神疾患の患者は通常の診療でなかなか診断してもらえなかったり、病院に通えずに放置されがちです。そこで、男性訪問看護師が役に立つのです。 男性訪問看護師は、女性だけでは対処しきれない問題に対応することができます。例えば、男性の患者とのトイレ・お風呂介助や、移動介助をすることが求められます。また、男性看護師は女性とは異なった視点を持ち、患者の心情を捉えることができます。そして、男性としての気風をもって患者に接する事ができるため、心を開いて相談してもらうことができるのです。 男性訪問看護師は、女性の同僚と協力して活動します。ハードな仕事内容ゆえに、心身ともに負担を感じることもありますが、女性と一緒にチームを組んで活動することで、良いバランスを保つことができます。また、相互に刺激しあうことで、相手の能力を引き出すこともできます。 男性訪問看護師は、自分自身が知っている患者の体調・心情を、女性の同僚とスムーズに共有することが必要です。また、心の状態を正確に把握するために、高齢者と話をする中で、その人ならではの表現を理解することもポイントです。男性は、専門的な技術も患者に必要な心のケアも、女性と並んできちんと対応することが必要です。 以上のように、男性訪問看護師は、看護師として、女性と同様に、患者に必要なサポートを現場で提供する存在です。歩いているようなことも大変な仕事ですが、このような草の根活動が、社会に貢献し、患者と家族の支援につながっていくのです。